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【映画レポ】レ・ミゼラブルの150年後の街の姿

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どーも!ためはちです。

短眠継続中ですが、本当にやってよかった!
見たい映画を見れる!これが本当に嬉しい!

【短眠力】人生を変えていけびとになる!どーも!ためはちです! みなさん「短眠力」って聞いたことありますか? 文字通り睡眠を短くする。という言葉です。 僕は去年初...

というわけで、昨日の夜も映画を見たのですが、これが、もうすげぇの。
いやぁ。久々すごいの見ちゃったな。

と衝撃。
面白い作品は世の中にたくさんあるけど、魂を揺さぶられるまでの作品というと多くない。
そんな中での、心が掴まれて呼吸が苦しくなるような映画。

「レ・ミゼラブル」です。

タイトルがね、秀逸。
だけど、「レ・ミゼラブル」って他人に紹介すると、絶対

こっちを想像しちゃうよね。
おすすめの仕方考えなくっちゃ。「2019年公開の…」とかも思ったんですけど、タイトルのとおり、「レ・ミゼラブルの舞台の場所の150年後を描いた作品」と紹介するのが一番わかり易いかなぁと思っています。

さて。どんな映画だったのか、解説です!

フランス。そしてレ・ミゼラブルの舞台の150年後。
レ・ミゼラブルの話を一切見たことない人はしっくりこないかもしれませんが、簡単に言うと反乱の物語です。
社会的背景・貴族の支配・虐げられる市民。
いろんな複雑な要素が絡み合っている中、人々が自分らしく生きるために革命を起こすというお話です。

そして、今作のレ・ミゼラブルは、その反乱があってから150年経っても、まだまだ貧富の差は変わらず、市民の鬱憤が溜まっている。
そんな皮肉の意味も込めてのタイトルなのかというところ。

さて、そんな今作のあらすじはといいますと、

あらすじ

田舎からパリにやってきた刑事「ステファン」。異動日初日、パリ特有の様々な人種が集まる団地である事件が起こる。それをきっかけに、警察・市民・ギャング・宗教・人種それぞれが普段抱えていた爆発寸前の鬱憤に火がつき燃え上がっていく。

こんなところでしょうか。

最初から最後までひりつく空気感がすごくて、一瞬たりとて気が抜けない映画で疲れる。笑
ドキュメンタリータッチなんですけど、もちろんフィクション。映画です。

が!
監督が幼少期に経験したことがベースなので、フィクションと呼ぶのとはちょっと違うかもしれません。
物語で、こんなことあるのかな…と思うような場面も多くありますが、監督いわく「もっとひどかった。今も変わっていない。」とも語っています。

元々ドキュメンタリーを撮っている監督なので、映画のタッチが独特です。
ドキュメンタリー風なのに、ひりつく空気感はアクション映画のような。
映画の雰囲気がすごくいいのです。

みどころは最後の10分間

冷静になって振り返ると、物語はありきたりな部分も多いです。

警察は、昔の警察といった感じで、若い女性の身体検査やり放題。
偉ぶっている、よく映画で見るダメな警察ですね。
そこに田舎から来た主人公の「ステファン」は、違和感を持って、正義のための行動をりはじめるといったところ。
でもステファンも、英雄という感じではなく、ちょっとだけ正義感が強いといったレベルで書かれているのも、なんかね、わかりやすくてグッとくる。

その警察に街が牛耳られていることが面白くない黒人集団。
子どもたちも部下にして偉ぶっていて、自分の利益のために行動をしている感じですね。
そして宗教が異なる黒人集団。前のボスといった感じ。
そして、物語の核になる団地の子供。

ここのかかわり合いは、予想の範囲内なんですよね。
とはいえ、めちゃんこ面白いんですけど。

ありきたりの話を面白くみせること。
これは監督の手腕ですよね。
ものすごく上手だと思います。
俳優陣もね、顔がすっごくいい。配役も完璧!
ここまでのすごい雰囲気ある俳優をよく集めたもんだなぁ。すっごいよ監督。

でも、ストーリーとしてはありきたりな部分もある中で、ラスト10分は本当にすごい。
子どもたちの反乱が起こっていくんですけど、子どもたちの抱えている社会への絶望感、見る価値ありですね。
このラスト部分こそ、監督が実際に経験した内容だというのだから驚きしかないなぁ。

ためはち解説

ちょっとだけネタバレにもなります。
見たくない人はここまでで!

ラストのところ、盗みの件で警察で怒られるわ、顔にゴム弾当てられるわ、ライオンに噛まれそうになっておしっこ漏らすわ。
散々な少年。

その少年がボスになって、大人たちを襲っていくわけですが、そのときの顔がね、とにかくすごい。

そして、その少年に唯一優しかった警察官ステファンと最後に対峙したときに、少年が何を思っているのか、ステファンはどう思っているのか。
そこを私達に推測させるラスト。
ぐむむむ。やるぜ監督。

物語としては、ドローンを操縦する少年も話の肝となっているのですが、この子の視点も面白いですね。
監視者としての視点が映画に入っていることで、映画の質を高めているなーと思いますね。

そして、なんとこれ3部作まで構想があるようです。
ま、まじで!?

どんどん暗い話になっていくようで、見るのはますます大変になっていきそうな気もしますが、楽しみに続編を待ちたいと思います。

まとめ

以上、2019年公開「レ・ミゼラブル」について書きました。

とにかくすごくて映画好きなら唸っちゃうような作品です。
社会派で勉強にもなりますし、ぜひみてほしいですね。

見た際には、感想教えてくださいませ!

今日のためはち

映画「レ・ミゼラブル」が面白い。昔の反逆を皮肉りつつの映画には、今の社会のありのままの様子が。あまり知らないフランスの今を学べます

ではまた!

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